造作家具や別注家具で得られる効果を徹底解説 - TOKIOデザインスペース
オフィスデザインコラム

造作家具や別注家具で得られる効果を徹底解説

別注家具と造作家具

オフィスや事務所をリニューアル・新設するときに、最も雰囲気を左右するのは「家具」です。
家具の選び方ひとつで、空間は落ち着いた印象にも、洗練された印象にも変わり、訪れる人が抱く企業イメージにも直結します。

特に受付や会議室は、来客や求職者が最初に足を踏み入れる空間です。ここで与える印象は、会社そのもののイメージにつながります。

家具の選び方次第で「信頼感がある」「洗練されている」といった印象を持たれる一方、サイズやデザインが合っていない家具を置くだけで「雑然としている」「古い会社」という印象になりかねません。

そのような印象を無くすためには、造作家具や別注家具です。既製品ではできない「空間に合ったサイズ」「企業らしさを伝えるデザイン」を実現できるため、受付や会議室をはじめとする重要な空間には造作家具や別注家具を導入する企業が増えています。
この記事では、造作家具の特徴や得られる効果、実際に活用される具体例、導入時の注意点までを徹底解説します。

造作家具・別注家具とは?既製家具との違い

受付カウンター

造作家具とは?

造作家具とは、オフィス空間や使い方に合わせて完全特注でつくられる家具のことです。サイズ・素材・デザインを自由に決められるため、既製品では実現できないフィット感と統一感を生み出せます。

例えば、受付カウンターを既製品から選ぶと「幅が少し足りない」「天板の高さが合わない」といった問題が起きやすいですが、造作家具ならスペースや用途にぴったり合わせて設計できます。

別注家具とは?

一般的には別注家具とは、既存の製品の一部を変更した家具になります。
既存のサイズより大きくしたり、通常利用している素材を変更し特別仕様の家具を別注家具といいます。

造作家具の場合1から設計するのではなく、一部を変更するのでコスト面も安く済む場合があります。

ある企業では、新しい会議室に以前から使っていた長テーブルを持ち込んだところ、通路が狭くなり、出入りのたびに椅子を動かさなければならない状況になりました。造作で部屋に合ったサイズのテーブルを設計した結果、動線が改善され、空間も広々と見えるようになったのです。

造作家具や別注家具で得られる主な効果

空間デザインの統一化

既存の家具ではどうしても素材の色が合いませんが別注家具や造作家具の場合質感やデザインを合わせられるため、空間にぴったり合わせることができます。

たとえば上記の納入例ですとプランターボックスは造作家具で1から制作いたしました。
テーブルとソファは既存の製品から、プランターボックスのメラミンに合わせて別注品で制作した事例になります。
このように、造作家具や別注家具は空間に完全にマッチしたデザインに仕上げることができます。

デザイン性・ブランド力の向上

イミテーショングリーンの施工例

受付や応接室は外部の人が必ず利用するスペースです。
ここに造作家具を導入することで、企業らしさを表現したブランディングが可能になります。
木材を使えば「温かみと安心感」、ガラスやスチールを組み合わせれば「先進性・スタイリッシュさ」を表現できます。色味を企業カラーに合わせることで、統一感ある空間に仕上がります。

機能性の向上と業務効率改善

テーブルコンセントタップ

造作家具は単なる見た目のこだわりだけではなく、業務効率を上げる機能設計にも効果的です。

  • 会議テーブルに配線収納や電源タップを組み込む っことで ケーブルが見えずすっきり、PC作業が快適になる
  • 受付カウンターに収納やコピー機置き場を内蔵することで見た目が美しく、作業効率も改善する
  • 間仕切り兼収納にすることでワークスペースを区切りつつ整理整頓が可能に

造作家具は、業務シーンを想定して家具を設計できるため、業務に最適な形にすることができます。

社員の快適性とモチベーション向上

味の素冷凍食品株式会社様の食堂リニューアル事例

毎日使う机や収納の使い勝手は社員のモチベーションに直結します。
造作家具なら働き方に合わせた最適な環境社員のモチベーション向上を促す空間をつくることが可能です。

  • リフレッシュしながら気軽に話せるカウンター
  • チームで話し合いやすい丸型テーブル

快適さが増すことで、社員同士のコミュニケーションが活性化し、集中度も高まります。結果として生産性が向上し、職場満足度アップにもつながります。

来客や求職者への好印象

受付や会議室に造作家具を導入することで、「この会社は整っている」「安心して任せられる」という印象を与えることができます。採用活動でも、面接に訪れる求職者はオフィス環境を重視しています。デザイン性の高い造作家具が整った空間は、「ここで働きたい」という気持ちを高め、採用力強化にも直結します。

オフィスでよく採用される造作家具の具体例

入り口の施工イメージ
  • 受付カウンター
    来客を迎える最初のポイントです。サイズや素材を自由に設計することで、企業イメージを体現できます。
  • 会議テーブル
    部屋の広さに合わせたサイズ感、配線収納、可動式など、業務スタイルに応じた設計が可能です。
  • 収納一体型の間仕切り
    会議室や応接室の区切りとして利用でき、資料や備品をすっきり収められます。
  • 応接セット
    来客がリラックスして話せる環境を演出し、打ち合わせの質を向上させます。
  • 集中ブースや個室型ワークスペース
    壁面に一体化したデスク付きブースや、造作パネルを組み合わせた半個室スペースなど、遮音性や視線配慮を組み込めます。

造作家具を導入する際のポイントと注意点

実際に利用する従業員とのヒアリング

プロジェクトメンバーや経営者で良かれと思い取り入れたスペースが、リニューアル・新設後まったく利用されないなど、無駄なスペースになることが多くあります。
オフィスや事務所をリニューアル・新設時には利用する社員とのヒアリングやアンケートを行うことでより社員満足度の高い空間になります。

コストと効果のバランス

造作家具は既製品に比べ初期費用がかかる場合があります。ただし受付や会議室など外部の人の目に触れる場所は、投資効果が高い領域です。

メンテナンス性

来客対応スペースでは清潔感が重要です。汚れに強い素材や掃除しやすい仕上げを選ぶことで、長期的に美しさを保てます。

設計から施工までの一貫対応

設計と製作を別々の業者に任せると「思った通りの仕上がりにならない」というリスクもあります。TOKIOデザインスペースでは、レイアウト設計から造作家具の製作、施工まで一貫して対応可能なため、安心して任せていただけます。

まとめ

造作家具は、特に受付や会議室といった外部の人が利用する空間で大きな力を発揮します。
家具が変われば雰囲気が変わり、雰囲気が変われば企業の印象も変わる ―― これはオフィスづくりにおいて軽視できないポイントです。

「既製家具では物足りない」「限られた空間をもっと有効に使いたい」
そんな課題を抱える企業様にとって、造作家具や別注家具は最適な解決策となります。

TOKIOデザインスペースでは、家具メーカーとしての知見を活かし、設計から施工まで一貫対応が可能です。コストを抑えつつ質の高いオフィスリニューアル・新設を実現できます。

TOKIOデザインスペースからのご提案

TOKIOデザインスペースは、家具だけでなく、レイアウトプランニングから内装の施工管理まで、一貫したオフィスづくりのお手伝いが可能です。オフィスリノベーション・オフィスリニューアルを少しでもお考えでしたら、一度当社にご相談ください。