オフィスデザインコラム

作業効率を上げる! 集中できるオフィス空間とは

オフィス集中空間

2019年に「働き方改革関連法」が施行されてから、従来の島型レイアウトから、フリーアドレスやABW型のオフィスへレイアウト変更を行う企業が増えています。

フリーアドレスオフィスは開放的な空間を重視し、壁を取り払い座席を自由化することで、部署間を超えた社員同士の交流を促進します。

コミュニケーションを促すオフィスづくりは、オープンな環境を整えることに重点を置きがちですが、一人で行う作業、すなわちシングルタスクに適した集中できる空間づくりも必須の課題です。

ここでは、オフィスレイアウトの実例とともに、集中できるオフィス環境についてご紹介します。

オフィスで集中が途切れてしまう主な要因

デスクワークに集中して、単純な書類作成などの業務をいかにスムーズに進められるかは、仕事の生産性を上げるためのポイントになります。

しかし、人が集まるオフィスでは様々な要因で集中が途切れることがあります。

周囲の物音や動きが気になる 

ミーティングやディスカッション、電話でのやり取りなどが盛んな活気のあるオフィスでは、細かい雑音や周囲の会話など、さまざまな物音が気になって集中しにくくなることがあります。

また、人の出入りが多い場所では他の人の動きや気配に気が散ってしまいがちです。

社内のレイアウトや環境によっては、これらの要因が集中を妨げる原因となり、作業効率を低下させる可能性があります。

人から話しかけられる

オフィスでは、仕事に集中している最中でも余儀なく作業が中断されることが多々あります。

特に、電話応対や上司からの指示、同僚からの相談などは、即時の対応が求められるため、作業を止めざるを得なくなります。また、仕事の内容に関係なく、雑談を持ちかけられることもあり、これも集中を妨げる要因となり得ます。

オフィスでの効率的な作業を行うためには、これらの作業を中断させる要因を最小限に抑える工夫や、適切なコミュニケーションの取り方が求められます。

デスクの整理整頓ができていない

整理整頓できていないデスクでは、仕事の生産性や効率が低下するリスクが高まります。

私たちの脳は、意識していなくても目に入るすべての物から情報を受け取っています。余計な物が多いデスクは関係のない情報まで脳に届いてしまい、気が散る原因となります。そのため、デスクが整理整頓できていないと、集中しにくい環境が生まれてしまいます。

さらに、デスク上が散らかっていると必要なものを探す時間が増え、作業効率が悪くなります。

集中できるオフィスにするためのポイントとは

コミュニケーションを重視した空間は、組織やチームで行う仕事を円滑に進めることに適していますが、デスクワークにおいては集中力を妨げる要因も多くあり、シングルタスクに適した空間も必要なことがわかります。

ミーティングやディスカッションで進捗を確認しながら、書類作成などの作業に集中できるスペースを併用することで仕事にメリハリが生まれ、さらなるパフォーマンスの向上が期待できます。

では、集中できるオフィスとはどのようなものなのでしょうか。

囲いソファーの設置

リフレッシュエリアの納品実績

会議室を設けるのも一つの手ですが、リフレッシュスペースを兼ねた空間スペースにすることで限られた空間でも2つの役割を持つスペースを作ることができます。

サイドパネル付きソファー LDP-BT は吸音性の高いフェルトで設計されているので吸音性もあり、Web会議やミーティングにもおすすめです。
また、適度に視線を遮るので、休憩や食事などでも活躍してくれます。

集中ブースの設置

完全個室ブース

集中ブースは、一時的に集中して作業を行いたい時に利用します。

個室ブースであれば雑音や視線を気にせず仕事に集中でき、内側の音に対する吸音効果があるものはWeb会議や機密性の高い重要な電話連絡などにも活用することができます。

集中ブースには様々な種類があり、完全個室型や半個室型、パーテーション型等、用途によって使い分けられます。

これらの集中ブースには、主に作業に取り組むための照明機器や空調設備、電源供給のためのコンセントなどを備えています。

リフレッシュルームの設置

イミテーショングリーンの納入実績

リフレッシュルームは心身を休める、食事をゆっくり摂る、意見交換の場、雑談ができる、などの従業員が思い思いに過ごせる場所として位置づけられます。

リフレッシュルームは社員間のコミュニケーションの促進やリフレッシュに活用でき、執務エリア内での声による雑音の軽減や気分転換にも繋がります。

適度なグリーンの設置

イミテーショングリーンの施工例

イミテーショングリーンをオフィスに設置することで、視覚的なリラックス効果があります。オフィスに適度なグリーンを取り入れることで、ストレス軽減や従業員の集中力の向上につながります。

イミテーショングリーンは手入れが簡単で、気軽にオフィスにグリーンを導入することができます。光触媒加工を行った製品であれば、細菌の分解・除去、抗菌・消臭の効果があり、オフィス内の空気を清潔に保ちます。

収納スペースの設置

ワークスペースエリア

フリーアドレスオフィスの快適な環境を保つために、デスクを開けるときには荷物をすべて片づける「クリーンデスク」や、ペーパーレス化の実施など、新しいルールやマナーを浸透させる必要があります。

フリーアドレスを導入したオフィスでは私物をデスクに置くことができないため、パーソナルロッカーやメールボックスなどを設置し整理整頓を心がけることで、スマートな作業環境をもたらすことが可能になります。

TOKIOデザインスペースからのご提案

集中できるオフィス環境は、従業員の生産性向上に直結します。

周囲の音や動き、人から話しかけられる、片づけられていない作業環境など、集中を妨げる要因を排除し集中ブースやリフレッシュルーム、適度なグリーンの設置など、集中力を高める環境を整えましょう。

集中できるオフィス環境作りやフリーアドレスのご検討中の方は、様々な働き方に対応したレイアウトプランニングのご提案が可能な、TOKIOデザインスペースにお任せください。