
一般的に事務用椅子と言っても種類は様々です、現在ではメッシュチェアやレザーチェア・ゲーミングチェアと様々なネーミングで椅子が販売されています。
今回は一般的に事務作業で使用する執務用チェア(タスクチェア)の種類や機能についてお話していきます。
働く空間スペースに応じて適切な椅子を選定できる参考になれば幸いです。
オフィスチェア/ワークチェアの種類
オフィスチェア(事務用チェア)

コンパクトタイプ

レザータイプ

ヘッドレスベッドオプション
一般的に執務用チェアは回転椅子やオフィスチェアと呼ばれる椅子で事務作業用の椅子です。
製品の種類によっては肘あてが標準で付いているタイプや追加オプションで取り付けれたりと様々な製品があります。
その他にも、座り心地を良くするために特殊な形状や素材を使ったものもあり、デザイン・素材・機能は様々なタイプのものがあります。
マネージャーチェア

本皮レザー

PVCレザー

ファブリックタイプ
役員・社長・管理者向けの高級感がある椅子をマネージャーチェアと呼びます。本皮レザーやPCVレザーを採用したものや布タイプのものまで様々な製品があります。マネージャーチェアの多くは肘あてが標準使用で付いているものが多く使用される材質は高級感のあるアルミダイキャストを使用したものや樹脂を使用した製品があります。
役員室、社長室以外にも応接スペースや会議室スペースでご使用いただけます。
張地のタイプ(素材)

布タイプ

メッシュタイプ

レザータイプ
執務用の椅子の張地(材質)は布タイプ・メッシュタイプ・レザータイプ・樹脂タイプなどがあります。
一般的な執務用チェアは布タイプですが座り心地向上の為メッシュタイプの製品やお手入れが簡単なレザータイプと様々な素材が使用された製品があります。
レザータイプの製品によって耐アルコール性能や耐次亜塩素酸などの機能が付いた製品もあります。
椅子の構造部分


背もたれと機能

背もたれは、座面とともに人の背中にかかる力を支える部分であり、身体の安定性を保つ役割があります。
背もたれの腰推を支える部分をランバーサポートと呼び正しい姿勢を保つとともに、疲労軽減をはかることができるとされています。
ロッキング機能と種類

背ロッキング
背もたれに体重を掛けることによって背もたれがロッキングする機構

多段ロッキング
背もたれが段階で、位置固定ができる機構

背座一体ロッキング
背もたれに体重をかけると、背座が一体でロッキングする機構

シンクロロッキング
背もたれの動きに連動して座面が動く構造

ニーチルドロッキング
背もたれに体重をかけると、前方方向で背座が一体でロッキングする機構

オートバランスロッキング
体重に合わせて、座面を持ち上げながら倒れる体重感知式背座連動構造
背もたれの角度が前後する事をロッキングといい、椅子の機種によって固定する角度や強度などをお好みに調整出来ます。
ロッキング機能は休息のために、後傾姿勢になったり、好みの姿勢で仕事が行えるように様々な機能があります。
また、 大腿部の血行を妨げないよう座面がシンクロする高機能の製品もあります。
ランバーサポート

FCM-8のランバーサポート
お好みの位置に上下30mmで調整が可能

FCM-5のランバーサポート
お好みの位置に上下25mmで調整が可能、背部メッシュのテンション調整が可能
ランバーサポート部分は作業中の姿勢をサポートしてくれ疲労軽減の効果が期待できます。
事務作業中の姿勢や体格に合わせて調整ができるタイプをお選びいただくとより執務作業の効率が上がります。
ヘッドレスト

頭の重さは大体体重の10%と言われており体重50kgの方であれば約5kg、60kgのかたであれば約6kgになります。
プログラマーやエンジニア・デザイナー、オペレーターなど大きなモニターを使用する職種の場合は、上を向いた状態での仕事をすると首や肩に重量がかかるわけ肩こりが起こります。
ヘッドレストがある椅子の場合、頭を支えてくれるので肩こりや首にかかる重量を軽減してくれるので作業効率のアップにも繋がります。
普段の仕事は前傾姿勢の多い事務職や経理職などではあまりヘッドレストを使用しませんが、休憩時間など背もたれに持たれ休息したり仮眠したりできます。

高さ調整機能

角度調整機能

ハンガーオプション
肘かけ(アームレスト)機能

チェアは古くから威厳の象徴とされ、現在でも地位(職位)別に肘かけの有無などを選ばれるケースがあります。
最近では一時的な休息の為や疲労を軽減する目的として長時間の事務作業、情報機器作業をする場合は肘かけ(アームレスト)が有るものがおすすめです。
事務用椅子の肘の種類

T型肘(可動無)

T型肘(可動有)

ループ肘
マネージャーチェアの肘の種類

樹脂肘

クッション付

アルミダイキャスト
肘あてと可動の種類

上下昇降
肘あてが上下に高さ調整ができ任意の位置で固定できる機能

前後可動
肘あてが前後に調整できる機能

左右スライド機能
肘あてが左右に可動し、座面から肘あてまでの距離を調整できる機能

角度調整機能
肘あての角度を内側、外側に可動する機能
座面と材質について


座面は人の体重を受け止める重要な部分で、快適性を左右します。
座った瞬間に、尻打ちしない、適度な柔らかさを持つ必要があります。尻打ち防止には、座面のクッション性能が重要です。
座面の形状は上記の図のように、大腿部の血行を妨げない構造やや下を向いている形状を選択すると快適な事務作業ができます。
ウレタンフォーム

ウレタンフォームの座面

ウレタンフォーム

ウレタンチップ
ウレタンフォームの座面はベースに合板又は樹脂に弾力性のあるウレタンチップを張りその上にウレタンフォームを張って作られます。ウレタンチップは通常のウレタンに比べ弾力性がある為座り心地を調整する素材として使用されます。
モールドウレタン

モールドウレタンの座面

モールドウレタン
モールドウレタンはウレタンフォームと比べて耐久性と弾力性がある素材です。
モールドウレタンは金型に流し込み成形するため複雑な形に成形できるのが特徴でより身体にフィットする形状に作る事ができる素材です。
3Dモールドウレタン

3Dモールドウレタンの座面

3D形状のモールドウレタン
モールドウレタンの形状をお尻にフィットする形状にすることにより負担が少なくなります。
座面を3D形状にすることにより着座時にかかるお尻の負担を軽減してくれます。
弊社の『耐圧分散』の座面は岐阜県生活技術センターとの共同開発によりより効率的な形状になっております。

メッシュの座面

メッシュ生地
メッシュ生地のチェアは通気性が良く暑い夏にも蒸れる事が少ないのが最大の特徴です。
その他にも、メッシュ生地はクッション性も高く、着座時には体全身にフィットしてくれるので身体全体を支えるのでウレタンフォームとは違った快適差があります。
脚部

強化樹脂脚

コンパクトタイプ

アルミダイキャスト
オフィスチェア/ワークチェアの脚部は転倒防止や床面の凹凸に対して安定する5本脚が一般的です。
※JOIFA「5本脚規格」に基づく
脚は安定性を重視したものやデスクに入るコンパクトサイズのものやアルミダイキャスト製と様々なタイプのものがあります。
キャスター

ナイロンキャスター

ウレタンキャスター

ゴムキャスター
キャスターは主にナイロン・ウレタン・ゴムキャスターがあります。
ナイロンキャスターの場合柔らかいカーペットや床に適しておりフローリングなど硬い床の場合はウレタンキャスターの方が床に傷をつけにくくなっております。
弊社の、オフィスチェア/ワークチェアでは使用場所や材質によって標準のキャスターから変更も可能です。
※Φ60キャスターも対応可能ですがSHが低くなります。約10mm

TOKIOデザインスペース
TOKIOデザインスペースを運営する藤沢工業ではお客様のご要望に沿った製品提案と空間スペースを提案いたします。
予算だけでなく仕事をする上での利便性を考え人の動線や機能性・デザイン面も考えてご提案いたします。
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